作業中の防火管理について

 令和7年5月、東京都江戸川区の建設現場において、溶接中の火花がアスベスト飛散防止用プラスチックシートに引火し、火災が発生しました。
 この事故では、火花の飛散と可燃性素材の使用が火災拡大の要因となりました。

火災防止対策:工事現場・作業時の注意点

知多中部広域事務組合火災予防条例 第28条において「作業中の防火管理」が定められております。

1. 使用資材の見直し

  • アスベスト飛散防止のプラスチックシートは、難燃性素材を使用してください。
  • 火花が発生する作業付近では、可燃性資材の使用を避けるようお願いします。

2. 火気使用時の基本ルール

  • 火気使用前に、周囲に断熱材などの可燃物がないことを確認してください。
  • 不燃材で作業エリアを遮へいし、消火器を必ず設置しましょう。
  • 溶接・溶断など火花を伴う作業では、作業中の監視と、終了後の点検を徹底してください。

3. 現場全体で火災予防を徹底

  • 火花は広範囲に飛び散る可能性があります。現場全体での連携と予防意識を高めましょう。
  • 作業者全員で安全管理を徹底し、同様の火災が再発しないよう努めましょう